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更新日:2009年11月1日

成瀬藤一

女子教育の先覚者

  1. 高田が原の麓なる、我が学舎の堀政は、通路四方に連なりて、学ぶ少女の集ふなり
  2. 清く流るゝ菊川の、水を貞操の鏡とし、誠の糸の一筋に、齋家の徳を研かなむ
  3. 高く聳ゆる富士の嶺を、己が理想と仰ぎつゝ、手にとる針の直きごと、女子のみち修めなむ

大正12年4月に西方村堀田の成瀬藤一により設立された私立堀之内裁縫女学校の校歌です。(校歌制定は昭和10年)この歌詞からも読み取れますが創立の際、設置申請の中で、成瀬は「『欧州戦乱以来女子の真価は認められ・・・』『女子教育の重大なることを唱導する時代・・・』となったが、地方家庭の多くは教育の機会がない。そこで学校を設立し、『家庭に必須の学芸』『女子の淑徳』を涵養する。」と述べています。

学校の位置は、現在の静岡県牧之原農業用水建設事務所のある所(堀之内50の1)内で、生徒は普通科7人、高等科41人、研究科16人、専修科19人の計83人もの多くが入学してきました。

昭和10年9月には、堀之内高等家政女学校となり、本科200人、専攻科50人の定員で、近隣の町村から小学校高等科を卒業した子女が通学するようになりました。

成瀬校長は妻せきや職員と、校訓「至政-敬愛・親和・貞淑・明智・勇健」のもと、慈愛をもって訓育にあたったのです。今もって成瀬校長夫妻を慕っている卒業生はあまたいるのです。

(出典:菊川町50周年記念誌「みのり」)

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