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更新日:2023年5月26日
杉山良雄氏は、大正4年1月、菊川市(旧小笠町)の赤土に生まれました。
18歳で画業について以来、風景画を描き続け、日中戦争、太平洋戦争の従軍中も継続。昭和23年には中央画壇「旺玄会」上野展に入選し、その後も旺玄会常任委員、審査委員として活躍されました。
平成9年10月21日、静岡市長沼の自宅にて逝去。
杉山画伯は、日本各地の歴史街道をスクーター等で訪ねて歩き、街道の様子を絵に描いたり、文章にまとめたりしました。東海道をはじめとする歴史街道の面影が残る風景を描いた作品は、秋葉街道、田沼街道、横須賀街道、姫街道など24街道におよび、これらのうち約600点が、平成6年11月、故郷の旧小笠町に寄贈されました。
また、平成16年12月には、静岡市清水区にあった「清水街道画記念館」より約100点の作品を寄贈いただき、現在、市では700点ほどの作品を収蔵しております。
浪人街道「秋葉山」
秋葉鳳来寺道「鳳来寺山」
概要:伊那街道は三州街道とも呼ばれ、中山道の塩尻宿から分岐し伊那や飯田を通り、奥三河の津具から豊橋や岡崎へと至り、東海道へ合流する古街道です。杉山画伯は生涯で多くの街道画を描いてこられましたが、この作品は東海道五十三次の次に描かれた古い作品で、杉山画伯が三遠南信地方の古街道を描く起点と呼べる作品群です。
概要:杉山画伯が昭和45年に手掛けた作品で、静岡市の中心部から安倍川を越え、山間部へ入っていき、川根の山間を抜け、旧春野町へと至る街道の情景が36点の作品に描かれています。古くは鎌倉時代に物資を運んだ道として、また、江戸時代は東海道の裏街道として人々に利用されてきました。
概要:現在の掛川市横須賀は江戸時代に横須賀藩が置かれました。横須賀藩が参勤交代の際に通った道が横須賀街道です。また、横須賀街道の終着点、相良から藤枝までを結んだ田沼街道は、時の老中田沼意次が整備した街道で、江戸時代、大井川を島田・金谷の渡し以外から渡ることができた街道でもあります。
平成29年度は2回の展示会を行いました。
磐田市の見付から奥浜名湖を通り、愛知県の豊川市を結んだ「姫海道」を描いた作品を展示します。
江戸時代には東海道の脇街道として栄え、今でも地域の方に愛されている「姫海道」の昭和の頃の姿を御覧いただきました。
現在放映中のNHK大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」の舞台、浜松市北部を通る街道「鳳来寺半僧坊道」の展示を行いました。期間中の6月10日(土曜日)には、街道画が印刷された絵葉書の販売も行いました。
平成28年度は2回の展示を行ないました。
展示作品:秋葉街道A、秋葉街道B、相良街道2回「相良街道展」
展示作品:相良街道、十里木街道
所蔵絵画については、中央公民館展示室で展示しております。
また、菊川文庫の展示室等での展示会も開催していきますので、是非ご来場ください。
各企画展の開催予定は菊川市埋蔵文化財センター公式Twitter(ツイッター)にて随時発表していきます。
アカウント名:菊川市埋蔵文化財センター @kikugawa_maibun
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