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更新日:2021年6月15日
読み方 | くろだけじゅうたく |
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指定 | 国重要文化財 |
種別 | 建造物 |
所在地 | 下平川862番地 |
指定年月日 | 昭和48年6月2日/平成5年4月20日追加 |
黒田家住宅は、徳川家旗本で、この地域を領地とした本多助久の代官となった黒田家が築いた屋敷です。屋敷内は、入り口となる東南の一角を除いて周囲を濠で囲まれています。
現在の主屋は、安政の大地震(1854年)後に再建されたもので、文久元年(1861年)記名の家相図が残されており、この頃に立てられたと考えられています。長屋門は主屋より古く、18世紀前半の建築と考えられています。嘉永3年の古図や文久元年の家相図から、文久の再建時に改造されていることがうかがわれます。米蔵や東蔵の建築年代は不明ですが、家相図から主屋と同時期の19世紀中頃の建築と推定されています。
当時の一般農家は門を構えること自体許可されておらず、この長屋門の規模は、黒田家が任されていた2千石の格式を示すものといわれています。
昭和48年に主屋と長屋門、平成5年には米蔵と東蔵が重要文化財に指定されています。
この建物は、現在も所有者の方が居住していることから、主屋、東蔵、米蔵等の建物内部及び庭園に入ることをお断りしております。長屋門を見学される際は、主屋の内部を覗き込む等、所有者の迷惑になる行為をしないでください。
庭園は、「黒田家代官屋敷梅まつり」が開催される2月中は一般公開していますが、梅の開花状況により公開期間が変動することがあります。事前に社会教育課または黒田家代官屋敷資料館へお問い合わせください。
毎年2月上旬から3月上旬までの期間、地元コミュニティ協議会と自治会が主催する「代官屋敷梅まつり」が開催されます。期間中は、所有者のご厚意により、普段は入ることができない庭園内部を無料で開放しております。
※本年の梅まつりは終了しました。
ご来場、ありがとうございました。また来年をお楽しみに!
梅園(庭園北側)
河津桜(資料館北側)
風雨を耐えた梅
庭園北側
黒田家住宅の庭園には約120本の梅が植えられています。毎年1月下旬から3月上旬にかけて梅の花が見ごろを迎えることから、かなりの人出が予想されます。黒田家代官屋敷資料館の駐車場(約30台分)は黒田家住宅所有者と共用しており、車でお越しの場合は、駐車場に入るまで時間がかかることがありますので、ご了承ください。
また、混雑時には塩の道公園の駐車場(約10台分)もあわせてご利用ください。
毎年、文化財防火デー(1月26日)にあわせて、文化財防火訓練を実施します。
訓練当日は、地域の皆様のご協力のもと、所有者、地元自主防災会、消防署・消防団とともに訓練を行います。
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