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更新日:2024年11月5日
菊川市では、市が実施する事務や事業から発生する温室効果ガスを削減するため、2008年に「菊川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定し、2012年度には2006年度比3.1%の削減となり目標の2%削減を達成しました。2013年には、「第2次菊川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定し、菊川市立総合病院のESCO事業などの取り組みの結果、2016年度には2011年度比19%の削減となり目標の5%削減を達成しました。
2018年度からは「第3次菊川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」により、2030年度までに2013年度比40%削減を目標に取り組んでいるところですが、2020年の日本の「カーボンニュートラル宣言」を始めとした国の関連計画の改正に合わせ2022年度に計画の見直しを行いました。
2022年度の計画の見直しでは、2013年度を基準年度として、2030年度までに、市内すべての公共施設から排出される温室効果ガス排出量を46%削減、また2050年度には温室効果ガス排出量を実質ゼロとする長期目標を掲げています。
今年度(2024年度)は、さらなる脱炭素化行動を推進するため、政府実行計画に準ずる形で2030年度までの温室効果ガス排出量を46%削減から50%削減とし、「公共施設等脱炭素化方針」を設定し、具体的な取組に定量的な目標を定める形で一部改定を行いました。
第3次菊川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)【後期実行計画】(一部改定概要版)(PDF:469KB)
第3次菊川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)【後期実行計画】(PDF:3,266KB)
R5排出量 |
H25排出量 |
比較(%) |
|
調整前排出係数換算 |
6,449t-CO2 |
8,418t-CO2 |
-23.3% |
調整後排出係数換算 |
6,577t-CO2 | 6,999t-CO2 | -6.0% |
2030年時点目標値
調整前排出計数換算 4,209t-CO2
調整後排出係数換算 3,500t-CO2
菊川市では、令和5年度に「菊川市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)及び菊川市気候変動適応計画」を策定しました。
近年の地球温暖化対策を巡る国内外の動向に、市の自然的、社会的条件に応じて対応するため、国の「地球温暖化対策計画」(2016年(平成28年)閣議決定)と「気候変動適応計画」(2018年(平成30年)閣議決定)に即し、温室効果ガスの排出抑制や、気候変動による様々な影響に対応するための総合的かつ計画的な施策として策定するものです。
2020(令和2)年10月26日、菅首相は所信表明演説において、2050(令和32)年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を等しくすることで、実質的な排出量をゼロにすること)、脱炭素社会を目指すことを宣言しました。更に2021(令和3)年4月22日には、2030(令和12)年度の温室効果ガスの削減目標を2013(平成25)年度比46%削減とし、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明しました。 本市においても国の目標に準拠し、同様の目標を掲げることとします。
地球温暖化対策は、大きく分けて「緩和」と「適応」に大別されます。緩和は地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制することです。これに対し適応はすでに起こりつつある、または起こりうる気候変動の影響に対処することで、気候変動の影響による被害を回避・軽減することです。地球温暖化対策の推進に当たっては、温室効果ガスの排出抑制である緩和とともに気候変動の影響に対する適応を進めていく必要があります。
計画策定の際には、市民、事業所、市職員の約20名で計3回のワークショップを開催し、行政だけではなく、地域の意見を取り入れた計画を策定しました。以下、ワークショップの様子をご紹介します。
令和4年12月8日に、第1回市民ワークショップを開催しました。環境省地域適応推進専門官の川原博満様を講師としてお招きし、勉強会を行いました。世界・日本・静岡県の気候変動による影響の現状認識、行政・企業・国民ができる地球温暖化対策について学びました。
「地球温暖化から気候危機へ〜急がれる気候変動への対策〜」
参加者からは「わかりやすく勉強になった」「気候変動への危機感を改めて感じた」「今後のワークショップに活かしたい」「20年前から進捗がない」「具体的な施策への展開は難しい」「技術革新に頼らざるを得ないのでは」などの意見がありました。今後は、令和5年1月に第2回ワークショップを予定し、自分たちにできる地球温暖化対策について考えていきます。
令和5年1月19日に、第2回ワークショップを開催しました。参加者18名、4グループに分かれ、地球温暖化について気になること、考えていること、課題などの意見をざっくばらんに出しあい、グルーピング作業を経て、発表を行いました。
「異常気象が増え、四季を感じにくくなった」「オール電化とガスってどちらが良いの?」「蓄電池ってどうなの?」「温暖化に牛のゲップが関係しているの?」「自分事として気候変動に立ち向かわなければならない」「1人だけ行動しても何も起こらない気がしてしまう」「電気自動車ってそろそろ買った方が良いのかな」など、他にも様々な意見が集まりました。
3回目では、今回出た意見を踏まえ、自分たちにできることや解決策について考えていきます。
令和5年2月9日に、第3回ワークショップを開催しました。参加者19名、計4グループに分かれてグループワークを行いました。
前回出た課題を踏まえながら、「地球温暖化を防止する、または対応していくためにはどうしたらいいか」を議題に、対応策について考え、意見を出し合いました。
活発な意見交換が行われました。
グループごとに発表。
各グループ3つの対応策を発表し、投票を行いました。
対応策と投票結果についてはこちらでご確認いただけます。(PDF:147KB)
令和5年度中の策定に向けて、今回のワークショップで出たご意見を参考に、
計画策定及び施策の推進に取り組んで参ります。
ワークショップを通じての参加者のご意見とご感想はこちらからご覧いただけます。(PDF:149KB)
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