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更新日:2023年9月14日

地域文化体験教室

子どもたちに、自分が住む地域に伝わる文化を学ぶ機会を与えることにより、豊かな創造性を養い、あわせて他地区の子どもたちとの交流を図ることを目的として、年1回開催しています。

令和5年度 どきどきフェスティバル(焼き雛づくり)を開催しました。

日程
  • 第1回 7月22日 9時00分〜12時00分
  • 第2回 8月5日 9時00分〜12時00分
  • 展示期間 8月8〜18日
会場
  • 菊川市埋蔵文化財センターどきどき
  • 展示場所 菊川市中央公民館
対象者

小学校4〜6年生 9名

内容

元焼き雛保存会会員の方々に作成の指導をしていただきました。

小学校1〜6年を対象とした土器づくりとあわせて行いました。

第1回
  • 最初に、焼き雛の歴史について学習する
  • 作業に入り、粘土を型に詰めて焼き雛を成型する
第2回
  • 乾燥・素焼きをした焼き雛の表面を、やすりで平らにしていく
  • 焼き雛に色を塗る
  • 作品が完成した後は、埋蔵文化財センターの体験コーナーで、火起こし・勾玉づくり・トレース等を体験
展示
  • 乾燥させ、ニスを塗った完成品を、菊川市中央公民館に展示
粘土を柔らかくなるまでこねる作業 型を選ぶ参加者 粘土を型に詰める作業
1 型選び 粘土を詰める
粘土を型に詰める作業 焼く前の作品(第1回終了時点) 釜で素焼きする作業(第1回終了後)
粘土を詰める2 焼く前作品 窯入れ前
やすりで表面をこする作業 講師による指導 色を塗る作業
やすり 講師指導 色塗り
勾玉づくり体験 火起こし体験 完成品の展示
勾玉 火起こし 展示

菊川の焼きびな(坊ノ谷土人形)について

歴史

明治の初めごろ、高橋(小笠南地区)に住んでいた高木弥左衛門さんは、お米農家をしていましたが、秋の収穫が終わってから春の田植えまでの時期にできる仕事を探していました。
そこで、近くにあった宝積寺のお坊さんに助けてもらいながら、焼き物作りがさかんな三河地方(今の愛知県)から焼きびなの「型」と「作り方」を教えてもらいました。そして何回も練習して、商品として売れるような人形を作れるようになりました。
人形はひな祭りの節句人形としてとても人気が出て、一番売れた明治時代の中ごろには、東は相良や島田、西は森、袋井、磐田、遠くは水窪のあたりまでお客さんがいました。
その後、昭和の初めごろからは今のような衣装雛がはやるようになったこと、戦争が始まって色付けの材料が手に入りにくくなったことなどから、焼きびなはだんだん作られなくなっていきました。
昭和40年代に、日本各地に郷土玩具(昔から伝わるおもちゃ)の研究をしている「日本雪だるまの会」という団体の調査で、小笠の焼きびなが全国的にとても貴重なものであることがわかり、そのときに「坊ノ谷土人形」と名付けられました。現在では、高木さんの子孫にあたる高木宏さんが人形づくりを受け継いでいらっしゃいます。また、高木宏さんのお父さんに当たる高木亀次郎さんから寄贈していただいた作品が、埋蔵文化財センターどきどきで展示されています。

特徴
  • 窯があった場所(坊ノ谷)の地名を取って名づけられました。
  • 菊、桜、梅などの花びらやつぼみを派手に描いた、華やかな模様で色付けされています。
  • 雛人形や天神人形のほか、歌舞伎の一場面を表した「歌舞伎物」、ふだんの生活や遊び、祭り等に関する「風俗物」、子どもの形をした「童子物」、福助やおかめなどの「福神」、うさぎや鳩、犬などの「動物」の人形が多いです。

(参考資料:『静岡の郷土人形』古谷哲之輔/著日本雪だるまの会/発行1996年)

 

よくある質問と回答

お問い合わせ

部署名:菊川市教育文化部社会教育課

電話:社会教育係(0537)73-1114、スポーツ振興係(0537)73-1118、文化振興係(0537)73-1137

ファックス:(0537)73-6863

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