ここから本文です。
更新日:2022年2月2日
令和3年11月28日に「ぶらり文化財散歩」を開催しました。
当日はお天気に恵まれ、日中は風もなく暖かく
お散歩日和となりました。
参加者の皆様、ご協力いただいた皆様
誠にありがとうございました。
菊川市埋蔵文化財センターどきどきでは、市内の埋蔵文化財に関する業務を行っています。
まずは、発掘調査などによって得られた埋蔵文化財に関する調査研究を行います。そして、調査した土器や石器といった遺物、写真や図面などの記録類を適切に収蔵保管し、今後の活用に備えます。最後に普及活用として、収蔵遺物から選りすぐりの逸品を展示室で常時公開しています。また、夏休みのイベントも行っています。
下記の利用時間内でしたら事前申し込みは不要です。展示解説や団体での施設見学などをご希望される場合は社会教育課文化振興係までお問合せください。
その他文化財全般に関する届出や問合せも受け付けています。
約490平方メートルのスペースに遺物を収めたコンテナ約6400箱を収蔵できます。
市内の遺跡から出土した土器や石器などの遺物を、旧石器時代から江戸時代まで、時代ごとに展示しています。みなさんがお住まいの地域から出土したものもあるかもしれませんのでじっくりご覧ください。
平成27年度に文化庁の「市内埋蔵文化財地域の特色ある埋蔵文化財活用事業」として国及び県からの補助を受けて上平川大塚1号墳から出土した三角縁神獣鏡の複製品を業務委託で製作しました。
三角縁神獣鏡は、菊川市上平川字大塚に存在した前方後円墳、上平川大塚1号墳から出土し、現在は東京国立博物館に所蔵されています。
大正10(1921)年に行われた土取りの際に銅鏡が発見されましたが、上平川大塚1号墳はそのまま失われてしまいました。当時の記録からは全長が20~23m、後円部径は15mほどと推定されます。また、埋葬施設には小さな石が敷かれ、朱(赤い顔料)がまかれていたようです。
他にも銅鏡2面、刀剣類1振、勾玉・管玉・ガラス玉といった装身具が出土しています。
以上のことから、上平川大塚1号墳は4世紀後半に築かれた、菊川流域での最有力者の墓と考えられます。
発見された副葬品の中でも、この銅鏡は中国で作られたと考えられ、同じ鋳型で作られた鏡が京都府、岡山県、三重県で見つかっていることから、上平川大塚1号墳に葬られた人物と畿内王権とのつながりを示すものとしてたいへん貴重な遺物です。
このような宝物を地元で見ることができるようにと、今回複製品を作成することとしました。本物そっくりですので、ぜひともご覧ください。
神獣が描かれた面(こちらが背面)鏡の面もそっくりにできました。
菊川市埋蔵文化財センターどきどきの展示品の紹介や、市内の発掘調査の様子など、菊川市内の埋蔵文化財に関する情報を発信するために、平成27年6月から発行を開始しました。
年2回の発行を予定しています。
市内小中学校の子どもたちに配るほか、中央公民館などにも置いています。
ホームページ上からダウンロードできるようにもしました。
どきどき通信(埋蔵文化財センター広報誌)
菊川市埋蔵文化財センター公式Twitterの運用ポリシーを公開しています。
菊川市埋蔵文化財センター公式Twitter運用ポリシー(PDF:158KB)
住所 |
〒437-1514静岡県菊川市下平川618番地の1 |
---|---|
電話 |
0537-73-1137(社会教育課文化振興係) |
休館日 |
土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始 |
利用時間 |
8時15分から17時00分まで |
交通案内 |
自動車で来館される場合 黒田家代官屋敷資料館、塩の道公園からも徒歩5分程度で移動できます。 |
駐車場 | 約15台 |
バリアフリー |
障害者用トイレ:あり(男女共用、建物内) 盲導犬/聴導犬/介助犬:同伴可能 |
入館料 | 無料 |
施設見学 |
展示室の見学は自由です。(予約不要) |
よくある質問と回答
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
フィードバック
© Kikugawa City. All Rights Reserved.