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更新日:2024年7月1日

菊川市こども・わかもの参画宣言

趣旨

令和5年4月にこども基本法が施行され、第11条において、国や地方自治体が「こども施策」等を策定・実施・評価する際には、「当事者であるこどもの意見の反映に係る措置を講ずること」が義務付けられました。
これは、これまで「支援」や「保護」、「教育」の対象としていた「こども・若者」を「社会形成の主体」として位置付けることが求められているということです。
今後、こどもや若者のまちづくりへの参画等について、地域・NPO・学校・企業・行政等が協働しながら推進していくことが求められることから、市全体でこれに取り組んで行く姿勢を明確にするため、令和5年11月19日に「菊川市こども・わかもの参画宣言」を発表しました。
 

菊川市こども・わかもの参画宣言

前文

こども・若者は、今の社会を担うパートナーであり、社会を構成する一員です。私たちは、「全てのこども・若者が自分らしく自らの想いを表現し参画できる社会」の実現を目指します。
菊川市では、地域・NPO・学校・企業・行政等が協働しながら、こども・若者のまちづくりへの参画に積極的に取り組んできました。こども・若者は、主体的に活動に取り組むこと、意見を表明すること、そして、その意見が真摯に受け止められることにより、地域への愛着、他者への信頼感、自己肯定感などを得ることができます。また、こども・若者の参画は権利として保障されることも重要です。
以上のことから、私たちは、こども基本法の理念に則り、こども・若者のまちづくりへの更なる参画を目指し、協働で推進していくことを、ここに宣言します。

理念

私たちは、全てのこども・若者が地域に支えられ、自分らしく自らの想いを表現し、その権利が保障され、まちづくりに参画できる「まち」をつくります。

指針

1 参加・参画
 私たちは、全てのこども・若者が様々なまちづくり活動へ、当たり前に参加・参画できる「まち」をつくります。

2 意見表明・意見反映
(1) こども・若者
 私たちは、自らの想いや意見を発するとともに、意見をすぐに表明できないこども・若者の声も一緒に届けられるように努めます。
(2) 大人
 私たちは、全てのこども・若者が、意見を表明できる機会を確保し、その意見をまちづくりへ反映するよう努めます。また、意見をすぐに表明できないこども・若者が、安心して意見を言えるよう支援します。

3 協働
 私たちは、「全てのこども・若者が参加・参画できるまち」を実現するため、様々な人たちと協働で取り組みます。

 

菊川市こども・わかもの参画宣言はこちら(PDF:471KB)
菊川市こども・わかもの参画宣言(こども・若者版)はこちら(PDF:536KB)

策定の経緯

菊川市こども・わかもの参画協議会

令和5年6月に市民協働センターが中心となり、菊川市こども・わかもの参画協議会を設置しました。若者当事者である高校生5人、大学生1人を含む、市民、市民活動団体、高等学校教員、企業、市関係課で宣言内容について協議を重ね、高校生や大学生の意見を最大限反映しながら、「菊川市こども・わかもの参画宣言」の案をまとめました。

第1回 令和5年6月15日 課題意識の共有
第2回 令和5年7月21日 課題整理・アンケート中間報告
第3回 令和5年8月18日 アンケート結果報告、宣言の内容検討
第4回 令和5年9月15日 宣言の内容検討、宣言の告知方法
第5回 令和5年10月19日 宣言の最終確認、宣言の告知方法

【運営】菊川市市民協働センター
【協力】NPO法人わかもののまち
【座長】土肥潤也氏(NPO法人わかもののまち代表、こども家庭庁こども家庭審議会委員)
【委員】高校生5人、大学生1人、高校教員、企業、NPO、中高生保護者、市関係部課(地域支援課、企画政策課、こども未来部連携調整室、学校教育課) 計18名

こども・若者の意見を反映させるための取り組み

(1) 市内中学生、高校生への意識調査アンケートの実施(Web)
 6月15日から30日まで、1,020人から回答(市内中学、高校、ブラジル人学校対象)
 アンケート結果はこちら

(2) 市内高校生ワークショップの実施
 7月11日、12日に開催、高校生計34人参加(小笠高校、常葉大菊川高校)
 テーマ:こども・わかものの声を届けるには?

詳細については、市民協働センターホームページをご覧ください

宣言までの庁内手続き

今回の宣言は、市内の多様な主体を代表して菊川市が宣言をするため、こども・わかもの参画協議会でまとめた宣言案を地域支援課であずかり、庁内の手続きを行いました。
市の幹部会議である政策会議にて、3役及び各部長の了承を得たのち、菊川市議会全員協議会にて宣言の内容を説明しました。

菊川市こども・わかもの参画宣言」の発表

令和5年11月19日に開催されたNPO法人わかもののまち主催「わかもののまちサミット2023」のクロージングセッションにおいて、市長が「菊川市こども・わかもの参画宣言」を発表しました。

【 わかもののまちサミット2023 こども・若者参画の生態系をつくる 】
日時:令和5年11月19日(日曜日)10時00分から17時00分
会場
 全体会 10時00分から12時00分、常葉大菊川高校講堂
 分科会 13時30分から15時30分、 菊川市役所東館「プラザきくる」
クロージングセッション、16時00分から17時00分、常葉大菊川高校講堂
 ⇒ 市長から「菊川市こども・わかもの参画宣言」を発表

宣言の想いを形にする取組み

こども基本法の規定に基づき、国は「こども大綱」を策定しました。また、同法には、都道府県及び市町村においても「こども計画」を策定することが努力義務として規定されています。本市では、令和6年度中に「菊川市こども計画」を策定する予定であり、並行して「こども・わかもの参画宣言」の実効性を担保するため、宣言に込められた想いを形にする取組みを推進します。

今後の取組み

菊川市こども・わかもの参画宣言に込められた想いを形にするための取組みとして、主に次の2点を推進します。
また、こども未来部こども政策課において「菊川市こども計画」を策定するに当たり、こども・若者の意見聴取及び意見反映については、地域支援課が所管する協議会で担当します。

1.こども・若者参画協議会

市民や高校生、市民活動団体等で組織する。
・こども・若者の意見聴取及び意見反映について、本市に必要な仕組みや支援体制について協議する。
・仕組みと支援体制について、菊川市こども計画及び予算への反映を目指す。

2.こども・若者参画支援交付金

市内において自主的な地域づくり活動にチャレンジしようとする、若者団体を支援するため、当年度申請を可能とする菊川市こども・若者参画支援交付金を創設する。

 


お知らせ

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お問い合わせ

部署名:菊川市総務部地域支援課

電話:(0537)35-0925

ファックス:(0537)35-0977

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