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更新日:2024年7月30日
平成25年5月29日、石川県七尾市で開催されている世界農業遺産(GIAHS)国際会議において、「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」が世界農業遺産に認定されました。
昨年、茶草場の存在が確認された掛川市、菊川市、島田市、牧之原市、川根本町の5市町で協力し「静岡の茶草場」世界農業遺産推進協議会を設立し、登録を目指して活動をしてきました。
菊川市の当該地域内には、茶草場農法だけでなく、棚田の保全に取り組んでいるところもあります。農業の近代化に取り組む一方で伝統的な農法と良好な自然環境の保全に取り組むモデル的な地域とも考えます。
世界農業遺産は、国際連合食糧農業機関(FAO)が始めた登録制度です。
当初は発展途上国の農業を後世へと残し、地域を発展させるための制度として2002年から開始されました。
世界で22ヶ国62地域、日本では11地域が認定されています(令和2年6月現在)。
茶草場農法は、秋冬期に茶畑周辺の里山のススキやササなどの草を刈り取って茶畑に敷く、静岡県で特徴的にみられる伝統農法です。
この農法により採草地では、多様な動植物の生存が確認されており、良いお茶を作ろうとする農家の営みと生物の多様性が両立している世界的にも非常に珍しい事例として評価されています。
平成25年9月27日、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」実践者認定委員会が掛川市役所で開催され、4市1町(菊川・掛川・島田・牧之原市、川根本町)に在住する生産者9団体から提出された申請書に基づき審査が行われ、9つの団体、個人が世界農業遺産「静岡の茶草場農法」実践者に認定されました。
菊川市では、倉沢の山本哲(やまもとさとし)さんと堀延弘(ほりのぶひろ)さんの2人が認定区分の最高位(三つ葉)として認定され、認定証書を受け取りました。
茶草場農法実践者認定制度や、菊川市内の茶草場農法実践認定者については、以下をご覧ください。
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